PARCニューエコノミクス研究会第12回のご案内

PARCニューエコノミクス研究会第12回
新・贈与論 お金についての新しい考え方

報告者:林公則(一橋大学大学院経済学研究科・特任講師)
司会&コメント:中野佳裕(国際基督教大学社会科学研究所非常勤助手)
日時:2018年1月24日(水)、19時~21時
場所:アジア太平洋資料センター2F教室

【概要】
新刊『新・贈与論』のプロローグで述べたように、日本では長らく、自分のために、安全に、お金を増やすことが大事だと考えられてきました。一方で、銀行や郵便局に預けられたお金がどのように使われているかは問われてきませんでした。しかし、世界金融危機や3・11をきっかけに、お金との付き合い方が問い直されるようになっています。

 お金を社会全体の利益のために使いたい。そのような考えから誕生したのが社会的金融という考え方です。今回の研究会では、1961年にドイツで誕生した社会的金融機関であるGLS(貸すことと贈ることのための共同体)の活動を紹介しながら、お金を社会でいかすための考え方や方法をみなさんと議論したいと思います。

詳細・お問い合わせはアジア太平洋資料センターまで。