新型コロナウイルス対策として政府から支給される一律10万円の給付金。家計の生活の足しとしては頼りないかもしれないけど、使い方によっては短期的にはコミュニティを支える手段になるかもしれない。
仮に各人が受け取った給付金を共通のプロジェクトのために共同出資したらどうなるだろう?
10万円 ✕ 10人 = 100万円
10万円 ✕ 50人 = 500万円
10万円 ✕ 100人 = 1000万円
これだけの出資金があれば、どんなことができるだろう? 子ども食堂の支援、商店街活性化のイベント、地産地消プロジェクト、産前産後ケア活動のサポート、教育支援活動、芸術文化活動支援、スポーツリクリエーションなどなど、コミュニティの「困っていること」を支える小規模な経済・社会活動を起こすことができるはず。ポイントは、広範囲に考えるのではなく、自分達の生活圏の中で支え合いのネットワークを創り、ニーズを満たしていくこと。
家計支援という固定観念から抜け出し、分断を超えて意志ある者達と協働する道を選べは、頼りなく見える給付金でもコミュニティの多くの人を支える手段になる。NPO、協同組合、その他様々な市民アソシエーションは、是非、そのための受け皿を用意してほしい。地元で頑張る個人事業主やアーティストたちも、学生も。誰もがアクターになれる、みんなが参加できる。アイデアを出し合い、創意工夫をすれば、小さな規模でも大きな効果をきっと得られるはず。
2020年4月21日