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研究者。PhD。専門は社会哲学、開発学、平和研究。社会発展パラダイムを問いなおし、持続可能な未来社会を構想するコミュニティ・デザイン理論の研究を行っている。脱成長、脱開発、トランジション・デザインがキーワード。 Researcher: Areas of specialization are social philosophy and critical development and peace studies. Working on community designing in line with the ideas of degrowth, postdevelopment and transitions design.

第17回PARCニューエコノミクス研究会のご案内

PARCニューエコノミクス研究会、下記の通り開催します。

第17回PARCニューエコノミクス研究会
震災被災地で女性活躍の場を創る

報告者:塩本美紀(NPO法人ウイメンズアイ理事)
コメント:中野佳裕(早稲田大学地域・地域間研究機構次席研究員)
司会:大江正章(コモンズ代表、PARC共同代表)

日時:2019年5月30日(木)19時~21時
場所:アジア太平洋資料センター2F教室

東日本大震災後、ウィメンズアイは津波で大きな被害を受け、住宅の約6割が被災した宮城県南三陸町で活動してきました。そのビジョンは「女性が自らをいかし、元気に活躍できる」です。東北地方の農山漁村地域の多くには古くからの慣習や固定的なものの見方が残り、とくに若い女性が生きづらい状況があります。そのなかで、女性が主役のマルシェを主宰したり、「小さなナリワイ塾」を開いて「複業」を模索したりしてきました。立ち上げメンバーのひとりで理事である塩本さんは、面倒見のよい姉貴分として、スタッフからも現地からも信頼されています。彼女の話をとおして、自分の価値観を大事にしながら複数の小さな仕事をどう生み出し、地域経済の内発的発展につなげていくかを考えていきましょう。

お問い合わせ・申し込みは、アジア太平洋資料センター(PARC)まで。