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研究者。PhD。専門は社会哲学、開発学、平和研究。社会発展パラダイムを問いなおし、持続可能な未来社会を構想するコミュニティ・デザイン理論の研究を行っている。脱成長、脱開発、トランジション・デザインがキーワード。 Researcher: Areas of specialization are social philosophy and critical development and peace studies. Working on community designing in line with the ideas of degrowth, postdevelopment and transitions design.

S・バルトリーニ氏との対談(雑誌『世界』)

岩波書店の雑誌『世界』2019年1月号&2月号に、イタリアの経済学者ステファーノ・バルトリーニ氏との対談が掲載されました。

  • 「幸せの設計図(上)消費社会とポスト・デモクラシーのゆくえ」(『世界』2019年1月号、152-160頁)
  • 「幸せの設計図(下)社会のバランスをとりもどす」(『世界』2019年2月号、140-149頁)

PARCニューエコノミクス研究会第15回のお知らせ

PARCニューエコノミクス研究会第15回を下記の通り開催します。

沖縄素潜り漁師の社会誌─サンゴ礁資源利用と島嶼コミュニティの生存基盤

日時:2018年10月1日(月)、19時~21時                            場所:NPO法人アジア太平洋資料センター2F教室

報告:高橋そよ(琉球大学研究機構リサーチアドミニストレーター)                          司会・コメンテーター:中野佳裕(早稲田大学地域・地域間研究機構次席研究員)

沖縄では、サンゴ礁を生業の場とする人びとの間で、漁撈の不確定さと厳しい自然というリスクをかかえながら、商品経済に過度に巻き込まれない、人間と人間の関係性を基盤にした、漁師と仲買人がお互いに相手を思いやる経済活動があります。長く素潜り漁師たちの生活戦略や資源利用と自然認識・民俗知識などをフィールドワークしてきた高橋そよ氏は、それを「情の経済」と捉えました。また、自然と共に生きるコミュニティのあり方は、日本社会のこれからを考えるうえで大きな示唆を与えています。めったに上京されない高橋氏の報告が聞ける貴重な機会です。

お問い合わせは、アジア太平洋資料ンセンターまで。