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研究者。PhD。専門は社会哲学、開発学、平和研究。社会発展パラダイムを問いなおし、持続可能な未来社会を構想するコミュニティ・デザイン理論の研究を行っている。脱成長、脱開発、トランジション・デザインがキーワード。 Researcher: Areas of specialization are social philosophy and critical development and peace studies. Working on community designing in line with the ideas of degrowth, postdevelopment and transitions design.

第18回PARCニューエコノミクス研究会のご案内

NPO法人アジア太平洋資料センター(PARC)では、10月11日(金)に下記の研究会を開催いたします。


第18回PARCニューエコノミクス研究会:

分解と異化:『分解者たち:見沼田んぼのほとりを生きる』を書い

報告者:猪瀬浩平(明治学院大学教養教育センター准教授)
コメント:中野佳裕(早稲田大学地域・地域間研究機構次席研究員)
司会:大江正章(コモンズ代表、PARC共同代表)

日時:2019年10月11日(水)19時~21時

場所:アジア太平洋資料センター2F教室

2019年3月に、私の地元見沼田んぼのことをめぐって一冊の本を出しました。この本は埼玉の高度経済成長期以降の地域史であるとともに、見沼田んぼ福祉農園が生む埼玉の障害者運動史であり、見沼田んぼ保全運動史であり、そして、私の家族史でもあります。写真家の森田友希さんと一緒に仕事をしたことを含めて、これまで私が考えていたことや、ひっかかっていたことへの応答でもあります。共生という言葉がよくつかわれるようになりましたが、その使用頻度に比例して意味が希薄化する中で、私は共生という言葉に、分解という言葉をつなげて、失われている何かを表してみたいと思いました。そのあたりのことを語りたいと思います。


申し込み・お問い合わせは、公式サイトまで。