2025年 新年のご挨拶

新しい年が明けました。今年も宜しくお願いいたします。

正月の日課は、日本の古典文学を読んで過ごすこと。今年も昨年同様、大好きな古今和歌集と平家物語を手に取りました。仕事の事情で正月を東京で過ごすことが増えましたが、これらの作品を読むと、故郷のある周防灘の風景や歴史、子供の頃に母方の祖母と和歌を詠んで遊んだ頃の記憶が蘇ります。

近年では古典の現代語訳が多く出版されていますが、私はやはり古文のリズムが好きです。

翻訳にも携わっているので、日本の古典がフランス語や英語にどのように翻訳されているのかも興味があります。

今年も複数の言語の間を往来しながら、言葉による表現を磨いていきたいです。

中野佳裕

2025. 1. 1.