スペイン・ビーゴ大学での研究報告

去る4月29日(火)、スペインのビーゴ大学に拠点を置く「ポスト成長イノヴェーション研究室(The Post-growth Innovation Lab)の主催で、「Postdevelopment in Japan: A Contribution to Degrowth and the Pluriverse」というテーマのオンライン研究発表を行いました。

数年来研究している玉野井芳郎の地域主義と鶴見和子の内発的発展論を関係論的視座から再検証し、国際的な脱成長論や多元世界論との接合を試みました。

新しく書き上げた論文の草稿に基づいた報告でしたが、現地の研究者からは欧州と日本における社会デザイン・制度設計、社会運動の思潮をめぐる違いなどに関して、論点整理に役立つ質問を頂きました。

学問はコンヴィヴィアルな議論を通じてのみ進歩することを、改め実感。良い時間を頂きました。

Many thanks to all!

中野佳裕

2025. 5. 1.