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研究者。PhD。専門は社会哲学、開発学、平和研究。社会発展パラダイムを問いなおし、持続可能な未来社会を構想するコミュニティ・デザイン理論の研究を行っている。脱成長、脱開発、トランジション・デザインがキーワード。 Researcher: Areas of specialization are social philosophy and critical development and peace studies. Working on community designing in line with the ideas of degrowth, postdevelopment and transitions design.

PARCニューエコノミクス研究会第12回のご案内

PARCニューエコノミクス研究会第12回
新・贈与論 お金についての新しい考え方

報告者:林公則(一橋大学大学院経済学研究科・特任講師)
司会&コメント:中野佳裕(国際基督教大学社会科学研究所非常勤助手)
日時:2018年1月24日(水)、19時~21時
場所:アジア太平洋資料センター2F教室

【概要】
新刊『新・贈与論』のプロローグで述べたように、日本では長らく、自分のために、安全に、お金を増やすことが大事だと考えられてきました。一方で、銀行や郵便局に預けられたお金がどのように使われているかは問われてきませんでした。しかし、世界金融危機や3・11をきっかけに、お金との付き合い方が問い直されるようになっています。

 お金を社会全体の利益のために使いたい。そのような考えから誕生したのが社会的金融という考え方です。今回の研究会では、1961年にドイツで誕生した社会的金融機関であるGLS(貸すことと贈ることのための共同体)の活動を紹介しながら、お金を社会でいかすための考え方や方法をみなさんと議論したいと思います。

詳細・お問い合わせはアジア太平洋資料センターまで。

近刊案内

カタツムリの知恵と脱成長

──貧しさと豊かさについての変奏曲──

中野佳裕(著)

コモンズ(出版社)

11月末刊行予定


【目次】

プロローグ:世界をケアするために

第1章:カタツムリの知恵と脱成長

第2章:〈貧しさ〉を問い直す──マジード・ラーネマの思想を訪ねて

第3章:精神の地域主義──セルジュ・ラトゥーシュの思想との出会い

第4章:生まれてくる生命(いのち)を支える社会を創る

エピローグ:そして、スイミーになる──And Becoming Swimmy

人名・キーワード解説

あとがき


「大きな家(=殻)を欲しがったちびカタツムリはその願いを実現しました。でも、まわりにエサがなくなったとき、殻が重すぎて仲間たちのように動けず、やがて餓死してしまったのです。過剰な成長を求める人間は大丈夫でしょうか?」ホンモノの豊かさを構想するための「思考の物差し」の提供を目指す作品。現代思想の最先端を取り込みつつ、わかりやすく論じる。大学や市民勉強会のテキストに最適。


詳細・お問い合わせは、出版社コモンズまで。