中野佳裕(Yoshihiro Nakano)
研究者。Ph.D. (Sussex)。専門は社会哲学、グローバル・スタディーズ、社会デザイン学。社会発展のパラダイムを問い直し、持続可能な未来社会を構想するトランジション・デザイン(移行シナリオ)の研究を行っている。
特に関心があるのは、国際開発とグローバル資本主義の権力構造の批判的検証、開発やグローバル化に抗するトランスナショナルな社会運動、反生産力主義的なユートピア思想のグローバル・ヒストリー、ボトムアップ型かつ実験的なソーシャル・イノヴェーション、非近代・非資本主義的な知や技術の継承・再想像を通じた生活のリ・デザインなど。
2011年4月から2018年3月まで国際基督教大学社会科学研究所(ICU SSRI)の助手・研究員として勤務。明治学院大学国際平和研究所(PRIME)研究員、上智大学グローバルコンサーン研究所(IGC)客員所員も兼任。早稲田大学地域・地域間研究機構(ORIS)次席研究員/研究院講師(2018年4月~2022年3月)を経て、2022年4月より立教大学21世紀社会デザイン研究科特任准教授。研究科の名称変更により、2024年4月からは立教大学社会デザイン研究科特任准教授。
これまで早稲田大学、国際基督教大学、立命館大学、フェリス女学院大学、恵泉女学園大学、上智大学などで、平和学、開発学、国際政治経済学、ソーシャル・イノヴェーション分野の講義を担当。EMES International Research Network(フランス)会員。NPO法人アジア太平洋資料センター(PARC)の理事および企画運営委員、アドヴァイザリー委員を歴任。PARC自由学校の講師もつとめる。
2019年からは、故郷の環境音を使って音楽制作活動も行っている。
research map profile / J-Global
取得学位/Qualification
- BA in Economics (Waseda)
- MA in Ideology and Discourse Analysis (Essex)
- DPhil in Development Studies(Sussex)