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訳書:『幸せのマニフェスト──消費社会から関係の豊かな社会へ』、ステファーノ・バルトリーニ著、中野佳裕訳、コモンズ、2018年。

イタリアでポスト成長論を展開する経済学者S・バルトリーニの代表作。幸せな生活を保障する社会はどのような社会だろうか。本書で著者は、米国の事例を中心に、経済的繁栄の裏側で進行する関係性の貧困のメカニズムを鮮やかに分析。その対案として、関係を豊かにする社会政策を多角的に提案しています。この日本語特別編集版では、2010年に刊行された原書に最新の研究動向を加筆修正されています。


単著:『カタツムリの知恵と脱成長──貧しさと豊かさについての変奏曲』、中野佳裕著、コモンズ、2017年。(La décroissance, ou la sagesse de l’escargot: variations sur la pauvreté et la richesse, par Yoshihiro Nakano, The Commons Publishing Inc., Tokyo, 2017.)

世界各地で展開しているローカリゼーション運動。その根底にある思想的水脈を、様々な切り口で紹介。南ヨーロッパ、イラン、インド、ラテンアメリカから瀬戸内海へ・・・〈共〉(the common)を描き直す思想の旅へようこそ。

目次 / Tables des matières Table of Contents

本書の制作について

読書会のお知らせ / 著者のつぶやき

*詳細・お問い合わせは、出版社コモンズへ。


共著:『21世紀の豊かさ──経済を変え、真の民主主義を創るために 』、中野佳裕編・訳、ジャン=ルイ・ラヴィル、ホセ・ルイス・コラッジオ編、コモンズ、2016年(Reinventing the Commons in the 21st Century: Alter-economy, Alter-democracy, edited by Yoshihiro Nakano, Jean-Louis Laville, and Jose Luis Coraggio, Tokyo, The Commons Publishing Inc. 2016)

web21%e4%b8%96%e7%b4%80%e3%81%ae%e8%b1%8a%e3%81%8b%e3%81%95南米・ヨーロッパ・米国・日本の精鋭12名が、 各地の社会運動を踏まえながら、オルタナティブな経済・政治・社会への道筋を多角的に展開。経済成長至上主義への根底的批判と共=コモンズの再構築を通じた、21世紀型の豊かさの構想。 <コモンズ創業20周年記念出版>

目次 編著者プロフィール一覧 /版元ドットコム(「あとがき」全文掲載中)

Table of Contents (English)

*詳細・問い合わせは出版社コモンズへ。


共著:Les Gauches Du XXIe Siècle: Un Dialogue Nord-Sud, sous-direction de Jean-Louis Laville et Jose Luis Coraggio (Paris: Bord de l’eau, 2016).

Les Gauches du XXIe Siecle

2014年にラテンアメリカで刊行された『21世紀の左派の再発明 北と南の対話』のフランス語版が3月中旬に刊行されました。4大陸から28名の研究者が、連帯経済、ラディカル・デモクラシー、新しい豊かさ指標作成、ポスト開発、脱成長など、それぞれの研究分野から左派政治の理念・理論・実践の再構築を提案しています。現在、日本語特別編集版も作成中です。


共著:Reinventar la izquierda en el siglo XXI: Hacia un diálogo Norte-Sur, organizadores per José Luis Coraggio y Jean Louis Laville, (Buenos Aires, CLACSO/ Universidad  Nacional de General Sarimento; Ecuador, IAEN, 2014)

Reinventar la izquierda

主な執筆者: Alberto Acosta, Geneviève Azam, Atilio Boron, Fabienne Brugère, Arturo Escobar, Nancy Fraser, Florence Jany-Catrice, Ernesto Laclau, Yoshihiro Nakano, Mattheiu de Nanteuil, Tonino Perna, Boaventura de Sousa Santos, etc.

概要: 二十一世紀の左派の思想と運動はどのようなものであるべきか。ヨーロッパ、北米、ラテンアメリカ、アフリカ、日本の研究者たちによる左派の政治理論・社会理論の再検討の書。地球環境破壊の悪化、経済成長主義の限界、金融リスク・科学技術リスクの顕在化など、現代的な問題に対応する左派の理念を、各地の歴史的・社会的・文化的経験から再構築しようとしています。ポスト開発、脱成長、連帯経済の理論家たちも寄稿しています。小生は、«Historia y desafios del posdesarrollo en Japon: de Minamata a Fukushima»(日本におけるポスト開発思想の歴史と課題:ミナマタからフクシマへ)という書き下ろし論文を寄稿しました。

*本書はフランス語版は近日刊行予定。日本語特別編集版は、小生の編集・翻訳の下で現在制作中です。


訳書:『〈脱成長〉は、世界を変えられるか?贈与・幸福・自律の新たな社会へ』、セルジュ・ラトゥーシュ著、中野佳裕訳、作品社、2013年。

脱成長は世界を変えられるか

セルジュ・ラトゥーシュがフランスで2010年に刊行したSortir de la société de consommation (Paris, Les liens qui libèrent)の全訳に、日本語特別版付録として、脱成長の学術研究雑誌ENTROPIAに所収の論文2本の訳をつけました。

本書は脱成長論の射程を文明論的な視点で描きなおしたもので、各章は独立したトピックを扱っていながら、全体として二〇世紀思想の重要な論点の全体図を描いています。

巻末には「〈脱成長の倫理学〉への道案内」と題した50ページ弱の訳者解説論文も付録しています。10年後、20年後の世界を見据えながら執筆しました。前作『経済成長なき社会発展は可能か?』(セルジュ・ラトゥーシュ著、中野佳裕訳、作品社、2010年)の解説とあわせて読み込んでいただきたい作品です。

中野佳裕の研究室 Yoshihiro Nakano's Web Office